ストックトレーディング株式会社 
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)815号

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投資を始める上で最も大切なことだが難しいこと

 日本が90年代のバブル期にリスク管理などといっていたら一笑された時期がありました。実際に株や土地は右肩上がりに推移するものといったような神話が日本にもあったからです。しかしその後の推移は言うまでもありませんが、バブル崩壊後約20年間は相場は右肩下がりに推移してきました。しかしながらこれが現実でありリスク管理が如何に重要であるかを考えさせられる大きな潮流となっています。我々は投資の際にこのリスクといかに付き合っていくのかをまず第一に考える必要があります。


リスク管理の徹底
利益を考える前にまずリスク管理

 まず投資家として、マーケットと長く付き合っていくためには、トレーディングをしていく上での数多くのリスクを理解し、また向かい合うことでリスクをできるだけ回避していかなければなりません。

 リスクにはある程度予測可能なリスクと予測が難しいリスクがあります。落とし穴に陥ってしまってから後悔するような事態をできる限り回避していかなければなりません。 
  
 1000万円を保有する投資家が、1000万円すべてを運用資金として信用取引の担保にして3000万円の建玉をしたとします。レバレッジを利かせることでうまく資金が回転できている間はよいでしょうが、もしも投資していた会社が突然にして破綻してしまったらどうなるでしょうか?

 おそらく二束三文の価格でしか売却ができず、マーケットから撤退させられるだけではなく、2000万円もの借金を背負うことになると思います。金額の多少こそあれ、身の丈に合わない投資を行なっていた場合、同じようなことが言えると思います。

 我々投資家は、投資を行なう際に、先に利益を考えるのではなく、まず第一にリスクを考える習慣を持たなければならないと思います。一時的にうまくいくことはあっても、長くマーケットと付き合っていくためには、絶対不可欠の要素だと思います。


自分自身の規律を定める

 リスク管理の徹底のためには、トレーディングを行なっていく上での自分自身の規律を定め、またそれを守っていく習慣を身につけていくことが重要であると思います。

個々人の規律は、運用対象や運用スタンス等、様々な要因で決まりますので、自分自身でよく考えていく必要があります。トレーディング結果の反省等から新たな規律が付け加わっていくこともあると思います。

投資をしていく中で、「もっと買っておけばよかった。」「あの時売っておけばよかった」等と「後悔の念」を持つのは人間の性ですが、その前に重要なことはきちんとしたリスク管理に基づいた投資であるのかということを忘れてはいけません。